メンズスキンケア市場
スキンケア用品やコスメ用品など、最近はメンズコスメ商品のニーズが高まっている。その背景をデータと共に見ていこう。
男性のスキンケアに対する意識は高まりを見せる

http://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/census_ishiki_201712.pdf
ホットペッパービューティーの調査によると、外見を今よりよくすること・若さを保つことへ関心を持つと答えた男性は61.1%。
年齢別の内訳だと、20代の男性が74.5%と非常に高く、続いて10代男性では72%となっている。
つまり若年層の男性に的を絞れば、7割以上もの男性がメンズコスメに強い関心を持っていて、実際にコスメを利用したことがあるという結果となる。
悩みの解消を目的にメンズコスメを使用する男性が多い

https://recruit-holdings.co.jp/news_data/release/pdf/20141217_06.pdf
コスメを利用する目的は、悩みやコンプレックスの解消がほとんどである。
悩みやコンプレックスを解消したいという目的から、制汗剤やマウスウォッシュ、化粧水、洗顔料などのメンズコスメを利用する男性は非常に多い。
とくに現代の男性が抱える悩みとしては、「体臭・口臭」、「顔の肌質(べた付きや肌荒れなど)」、「体型・スタイル」というアンケート結果が出ている。
一方でメンズコスメの「対処方法が分からない」人が3割前後

https://www.intage.co.jp/library/20120607/
しかし、その一方でスキンケアを使用して悩みを解決できていない層も存在。
コスメを使用していない理由として、「対処方法が分からない」人が3割前後いるという結果が読み取れる。
結果として、スキンケア市場では男女の美容が同等の位置づけではないこと、男性を対象とする美容カウンセリングや商品・情報提供が少ないことが言えるだろう。
メンズコスメ市場は10年連続の増加を見せる

https://www.fuji-keizai.co.jp/market/18052.html
とはいえ、富士経済の「国内化粧品市場調査(2)」によると、メンズコスメは2012年に1,000億円を越える規模の市場となり、男性の美容への関心に比例するように伸びを見せる。
富士経済では、2018年の売り上げを1,175億円と7年連続の増加と見込んでおり、消費の低迷を続ける女性コスメ市場と比較しても、需要の高まっていることがわかる。


メンズスキンケア市場の需要は高まりを見せるなか、まだまだビジネスモデルとしては未成熟であり、開拓の余地のある市場であると言えるだろう。
もし今美容業界に限界を感じているのならば、メンズ美容業界で一旗揚げてみることをおすすめする。
当サイトでは、美容師から脱毛技能士に転職した成功者たちの声を集めた。彼らの今の声を聞いてみよう。