美容師からの転職-カリスマが贈る、生き残りをかけた「サバイブル」/【過去の章】世人が思う。美容師を辞めたい理由/稼げない・儲からない

稼げない・儲からない

お金

美容師の仕事は、「忙しいわりに稼げない」との声が多くあがる。収入に不満を覚える美容師たちの心の声を聞いてみよう。

薄給エピソード1:人気店でも手取りは10万円

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美容師は基本的に立ち仕事。おまけに人気店で働いていると、土日祝日は混み合って休憩時間すらないことがあります。

その上で給与は手取り10万円程度であることも…。業績を上げてもなかなか給与アップは望めないです。

薄給エピソード2:平均的な月収は約20万円

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美容師の平均的な所得は月額22万円程度。しかもボーナスは年に6万円程度で、会社勤めで働く他の社会人と比べると大きな差があるような。

1日中立ちっぱなしの仕事でサービス残業も多い、その上で自分の給与を考えてみると、なかなか稼げないなと感じます。

薄給エピソード3:毎日10時間以上も働くのに…

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美容師の平均月収は20万円前後で、労働時間は1日あたり10~14時間。

ほぼ半日以上働かされてこの月給です。体育会系な部分がとても多い職業な上、人間関係でトラブルが起きやすい仕事でもあります。

さらには新人の見習いアシスタントは朝早くから夜遅くまで働き、休憩が1日20分ということもあります。

薄給エピソード4:アシスタントの給料は月12万

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新米アシスタントの給料は、平均で月に12~17万円くらいで、休日は、月に5~6日程度。しかも休日には無給で講習会や練習にも必須。

もちろん「バック率」と言って美容師の売上が給料に反映されることもありますが、このバック率は限りなく低いことがほとんど。

店長クラスでも27~35万円程度のようで、ボーナスなしではなかなか生活が成り立ちません。

薄給エピソード5:コストカットで給料が上がらない

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最近は多くの美容院がコストカットで顧客を取得しようとしています。そのため美容師に割くコストが少なくなり、結果的に美容師の給与が少なくなってしまっているのです。今までにも多くの美容師が理想と現実のギャップに苦しみ、忙しさと給与が釣り合っていないと辞めていきました。

薄給エピソード6:低い固定給で激務をこなす

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美容師の給料はただでさえ多くないのに、ポジションによってはさらに給与が減らされます。新米の美容師は「アシスタント」として先輩の「スタイリスト」につくのですが、アシスタントはスタイリストに比べると固定給は低めに設定されます。また、「固定給」なのでいくら売り上げを伸ばしても給与は増えません。忙しくなっても稼げないのです。

薄給エピソード7:歩合であっても劇的に給料は上がらない

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固定給ではなく、本人の売上によって給与が変動するタイプの歩合給の美容院だってもちろんあります。ですが美容師の売上がそっくりそのまま配分されることはまずありません。売り上げは美容院側と折半し、その折半の割合は美容院によってまちまちです。大体は売り上げの15~20%が美容師の取り分。美容師自身のカリスマ性によって売り上げが変動することもありますが、それでも劇的に売り上げが伸びることは期待薄です。

薄給エピソード8:美容院の性質上コストカットは人件費に向きがち

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美容院を営んでいく上で、固定費は人件費よりもかさむことがあります。店舗の賃貸料はもちろん、美容器具やスタイリングチェア、シャンプーチェアなどのリース代も大きいです。美容院そのものの固定費を考えると、人件費をカットしなければ経営が上手くいかないのです。そのため美容師は忙しさの上に薄給だといわれています。

薄給エピソード9:がんばりと給料が反比例

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最近の日本の美容師さんが貰っている給与は、ほとんどが「固定給+歩合○○%」という形です。この歩合のパーセントが低ければ低いほど、いくら頑張って売り上げたところで大した稼ぎにはなりません。固定給となれば、売上はいくらも給与に反映されません。ちなみに美容師さんのほとんどは、歩合は売り上げの10%以下だというアンケート結果も出ています。

美容師の平均年収

美容師は平均年収が低い、と言われることがあるようだ。その噂は本当なのだろうか?美容師の具体的な平均年収の額を確認してみよう。

美容師全体の平均年収

厚労省が2018年に発表した「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、美容師の平均年収は次の通り(理容師も含んだ平均年収)。

男女を平均すると、美容師の平均年収は2,958,600円。厚労省が発表した120業種のうち、美容師の平均年収の順位は119位となっている。

年代別における美容師の平均年収

20代で美容師として就職し、その後、経験に応じて徐々に年収は上がる。ただし年収のピークは、男性は40代、女性は30代。その後、ゆるやかに平均年収が下がっていくのが現状である。

店舗オーナーも含めた50代の美容師の平均年収は、男女平均で300万円に届いていない。

美容院の規模による平均年収の違い

個人経営の店舗の従業員であろうと、大手美容院の従業員であろうと、平均年収にはほとんど差がない。むしろ大手美容院の従業員は、残業時間が多くなるため、個人経営の従業員のほうが実質的には優位な側面もあるだろう。

美容師の平均年収に関する考察

他の職種に比べると、美容師は、スタートラインでの平均年収に著しい差があるわけではない。しかしながら他の業種とは違い、美容師には、キャリアに応じた年収アップが見込みにくいという現状がある。

いかに経験を積んだとしても、いかに大会でタイトルを取ったとしても、現実として年収300万円が大きな壁になっていることを、現役美容師は知っておくべきだろう。

美容師が給料をあげるためには

美容師が給料を上げる代表的な方法が、以下に紹介する4つの方法だ。

独立

美容師が給料を上げる方法として、もっとも一般的なものが独立開業だ。独立しなければ美容師になった意味がない、と言う者すらいるほどだ。

確かに独立すれば、自分の売上はすべて自分のもの。従業員を雇えば、従業員が稼ぎの一部も自分のものとなる。いつまでも人の店で働き続けることに比べれば、賢明な選択と言えるだろう。

しかしながら独立するためは、大きな資金の借り入れが必要となる。店の規模にもよるが、美容院を1店舗開業するためにかかる初期費用は、1000~3000万円だ。利息を付けて返済していくことを考えると、決して負担は小さくない。

加えて、独立したからと言って、かならずしも儲かるとは言えない。リピーターを増やすためには、たゆまぬ営業活動が必要だ。

フランチャイズオーナーになる

フランチャイズオーナーになる、という方法も、美容師が年収を上げるための一つの方法だ。

フランチャイズオーナーになれば、売上れば売り上げた分だけ、自分の給与に反映される。努力と給与の額が比例するという点で言えば、普通の従業員に比べ、やりがいもあるだろう。

ただし、フランチャイズオーナーにも注意点がある。第一に、加盟金とロイヤリティを本部に払う必要がある点だ。ロイヤリティとは、言ってみれば、売上に応じた上納金のこと。フランチャイズ契約を解消するまで、ずっと払い続けなければならない上納金だ。

また、フランチャイズ店である以上、経営の自由度にも制限がある。本部が決めた一定の経営方針に従わなければ、フランチャイズ契約を解除される恐れがあるので注意されたい。

フリーランスになる

近年、フリーランスの美容師がだいぶ増えてきたようだ。フリーランスの美容師とは、どこかの店に所属せず、かつ自分の店も持たない個人事業主のこと。どこかの店から業務委託を受けたり、シェアサロンなどで活躍したりなど、自由度の高さで人気の働き方だ。

フリーランス美容師になれば、開業資金を用意せずに個人事業主となることができる。固定客がいれば、安定的な収入を得ることもできるだろう。

一方で、固定客が永遠に固定である保証はどこにもない。オーナー美容師と同じように、フリーランス美容師もまた、たゆまぬ営業活動が必要になる、ということだ。

また、毎年3月に確定申告をしなければならない手間もある。経験のある者ならお分かりだろうが、確定申告は数日がかりの大作業だ。

思い切って別業界に転職する

考えたこともないかも知れないが、思い切って、美容師以外の仕事に転職するという方法も、年収を上げる有効な方法の一つだ。

「自分は髪を切るくらいのスキルしかない」と思い込んで、転職を躊躇する者もいると思うが、そんなことはない。美容師は髪のほかにも、他の業種が欲しがる重要なスキルを持っている。

他の一般的な業種の者に比べ、この3点については、美容師のほうがスキルは高い。特に美容師のコミュニケーション能力と忍耐力は、他の業種にとって、喉から手が出るほど欲しいものだろう。

自分の能力は、自分で決めるものではない。他人が客観的に評価して決まるものだ。年収を大幅にアップさせるために、心機一転、異業種にチャレンジしてみるという方法も非常に有効であろう。

稼げなくて儲からない美容師から脱出するには…

出口に立つ男性

美容師の給与は、どのエピソードも薄給であることがほとんどである。つまり、美容師である限り、儲からない日々からの脱出は叶わない

今の暮らしから解放されるためには、美容業界の中でも他の仕事に挑戦してみるのもひとつの手である。

カリスマカリスマ

美容師だった当時はいくら頑張っても給料が上がらず、繁忙期でも月収20万程度。

家庭を持つ人間として、どう養っていくのか不安を抱えて、30代を目前に転職を覚悟。

半年で美容師時代の倍額の収入となった秘訣とは。彼のターニングポイントに迫る。

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